2021年03月中旬から4月上旬現在で PC を1台、仮想で作ります。
電源ユニット選びのヒントにして下さい。
「パソコンのパーツ ざっくり解説 (電源ユニット編)」も参照してください。
**注意** 商品名のリンク先はAmazonか価格ドットコムなどのショップです。
どんなPCを作るか?
- CPUは「Celeron G5905」第10世代LGA1200)ソケットのものを使用します。
- マザーボードは「ASrocl B460M PRO4」を使用します。
- PCメーカー製品で8万円以下の入門クラスのPCです。
- (まとめ)「 パソコンのパーツ ざっくり解説」と「パーツの選び方」も見てください。
コンピュータパーツの消費電力は
コンピュータのパーツは「電気」を使ってが動作します。
家庭のコンセントのAC100ボルトから、コンピュータのパーツが使える電気を作って供給するのが「電源ユニット」です。
コンピュータのパーツの中でもたくさん電気を使うのが「CPU」です。
今回使う予定のCPU「Celeron G5905」はグラフィック機能付きながらフルパワーで35Wしか消費しない「省電力なCPU」と言えます。(必要十分な性能です)
高性能CPUはグラフィック機能無しでも単体で200Wを軽く越えるものもあります。
もう一つたくさん電気を使うのが「グラフィックボード(略してグラボ)」で消費電力は30Wから350Wです。
ゲームや画像処理・レタッチを行うのなら「グラフィックボード」が必要になります。
- 今現在買うことができるグラフィックボードの価格はは4,000円から20万円以上です。
- 私が動作テストなどに使っている「ASUSTek NVIDIA GT1030搭載ビデオカード GT1030-SL-2G-BRK」が1万円位の価格で消費電力が30Wです。
- 一般的なゲーマーや、画像編集者は「NVIDIA GTX1660」程度のグラボが必要で120W程度の消費電力ですが、ちょうど使いやすいものは「マイニングブーム」で価格が異常に高騰しています。(通常の3倍以上)
- 20万円超えの最高級グラフィックボードの消費電力は驚異の350Wです。
低価格グラボのAmazonリンクはこちらです。
低価格帯のグラボはマイニングに使えないので価格が安定しています。
その他のパーツは全体で50Wから100W見ておけば十分です
コンピュータの消費電力は
- CPU・・・35W ~ 200W
- グラフィックボード・・・30W ~ 350W
- その他のパーツ・・・ 50W ~ 100W
これらを足して85Wから650Wと考えられます。
電源ユニットの選び方
電源ユニットは消費電力の1.5~2倍程度のW数のものから選びます。
今回は省エネ構成でグラボも付けませんので100W程度の消費電力ですから200W以上のものを選べは良いでしょう。
電源ユニットの形状規格と容量
コンピュータの電源ユニットの形状規格は SFX と ATX に大きく分類されます。
- SFX・・・小型PCケースに使われるものでMini-ITXマザーボードを使ったコンピュータを小型に作るときに使われますが、同容量のATXに比べて割高です。
- ATX・・・一般的なディスクトップコンピュータに多く使われているサイズで、SFXより大きいですが、同容量で比較すると価格が安く製品が豊富です。
ここでは使いやすくお安い製品が多いATX電源ユニットをお勧めします。
ATX電源ユニットは350Wから1000Wを越える容量種類の多さ、LEDで光るもの、外観や機能、静音性能など選択肢が多く迷ってしまいます。
電源ユニットには効率を示すマークがありますが、この程度の消費電力では気にするほどのものではありません。
- 消費電力100Wのコンピュータに1000W容量の電源を選んでも、実際に消費するのは100W程度で、残りの900Wは「余裕」となりますが価格も高く実用的ではありません。
- 今回は200W程度あれば十分ですが今後120W程度のグラフィックボードを追加しても余裕がある、500W~650Wのものが種類が豊富で価格も安いものが多いのでお勧めです。
- 高電力、高機能なものほど価格も高くなります。
- 電源ユニットは常時稼働しますので、低消費電力時の「静音性能」は重要です。
- 「電源は高いものを買え」と言う方が多いですが、この程度の構成でしたらそこそこのメーカーを選べは安いもので十分です。お金があれば高価格のものを買ってください。
電源ケーブルによる分類
電源ケーブルには次の3種類の形状があります。
- プラグイン方式・・・接続する全てのケーブルをプラグで接続するもので、使わないケーブルを接続しないことで配線をスッキリとまとめる事ができる。
- セミプラグイン方式・・・必ず使うメイン電源ケーブルとCPU電源ケーブル以外をプラグイン方式にしたもので配線をスッキリとまとめる事ができる。
- 従来の方式・・・使用することが想定される全てのケーブルが最初から接続されているもので、使わないケーブルがあるので、配線がぐしゃぐしゃになりやすい。
プラグイン方式かセミプラグイン方式がスッキリしてお勧めですが割高です。
予算が無いなら従来の方式で頑張れば十分です。
お勧めのメーカーは
メーカーはたくさんありますが、このあたりのブランドは大手で安心です。
- 玄人志向・・・安くて必要十分な性能です。静音設計のものがお勧めです。
- Thermaltake(サーマルテイク)・・・少しお高いですが、間違いなしの性能です。
- Corsair(コルセア)・・・少しお高いですが、間違いなしの性能です。
- SilverStone(シルバーストーン)・・・かなりお高いですが、間違いなしの性能です。
- ANTEC(アンテック)・・・少しお高いですが、間違いなしの性能です。
玄人志向のセミプラグイン方式で静音設計のものがお勧めです。
予算が無ければ従来方式の静音設計でも十分です。
**静音設計**
消費電力が少ないCPUのアイドリング時に電源ユニットの冷却ファンを停止または低回転にして騒音を抑える設計。
お勧めの「玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 450W ATX電源 KRPW-BK450W/85+」のAmazonリンクはこちらです。
セミプラグインでコンピュータのグレードアップも視野に入れたお勧めの「玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源 KRPW-BK650W/85+」のAmazonリンクはこちらです。
同程度のものなら、どれを選んでも大差ありませんが安すぎるものは自己責任で判断してください。
おあとがよろしいようで
次回はPCケースを考えます。
相変わらずパーツ価格が高騰しています。
通販で買う場合は「Amazon」の他に「価格.com」や「グッドウィル通販・パソコン工房」などのパーツショップサイトも参考にしてください。
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