今までタブレットを使っていたけれど、進学・就職を機会にノートPCを買いたいと考えている貴方や、新しいPCに買い替えたいと考えている貴方のために、今どんなPCを買えば良いかをわかりやすく、ざっくり解説します。
**注意** 商品名のリンク先はAmazonか価格ドットコムなどのショップです。
何がなんだかわからない?
AmazonやPCメーカーのサイトを見ていると、3万円程度から30万円を超える価格のノートPCやディスクトップPCを売っています。
この価格差が何を意味するのかが分からないと何を買って良いのか判断できません。
「お金はあるから一番高いのにします。」
「デザインがカッコ良ければ、全て良し。」
はい、確かにある意味大正解です。そんな貴方はこの先読まなくてもOKです。
お疲れさまでした。—-> 終了。 (暇だったら続きも読んでください。)
では、改めて・・・。
ほとんどの人は、予算と性能を天秤にかけて悩んじゃうと思います。
そして、ほとんどの人は、何を悩んだらいいのかも分からないのでは?
では、「無駄知識の宝庫」の私が「悩み方」をざっくり解説します。
安いものを買って後悔しないための基礎知識
大きく分けてPCは「ノートPC」と「ディスクトップPC」に分けられます。
「ノートPC」のメリットは
- 本体、モニター、キーボートが一体になっていて持ち運びできる。
- 持ち運びできる程度に軽くて、見た目がカッコ良い。
- バッテリーで作動するので、コンセントのないところでも使える。
- WiFiルーターやお店のWiFi環境を使えばインターネットも使える。(これはタブレットと同じ)
- カフェとかで使えば「私は出来る人」アピールが出来る?
では、「ノートPC」のデメリットは
- 同一クラスの価格帯の場合、ディスクトップPCに比べて性能がハッキリと劣る。
- 思った以上に重い。タブレットの方が断然軽い。
- 小型のものは画面が小さい。文字が小さい。
- バッテリーでの稼働時間が結構短いので、ガッツリ使うには電源アダプター必須だが、これが思った以上に重たいし、使いたい場所にコンセントもない。
- 一部分が故障しても、ノートPC全体を修理に出す必要がある。
- カフェなどでキーボードを「力強く叩く人」は、迷惑な人認定される。(力を加減しましょう)
「ディスクトップPC」のメリットは
- 同一クラスの価格帯の場合、ノートPCに比べてハッキリと高性能。
- 本体、モニター、キーボード、マウスなどが別々なので好きなデザインのものを選べる。故障しても個別に対応交換できる。
- いろいろな大きさや機能のモニターが選べる。大きな文字で見える。
では「ディスクトップPC」のデメリットは
- 重い、大きい、持ち歩けない。
- 本体、モニター、キーボード、マウスなどをケーブルで接続するので配線が大変。WiFi接続なら少しはスッキリ。
- それなりのスペースが必要になる。
持ち歩くのが前提なら「ノートPC」一択です。
仕事に必要ないのに案外重たいノートPCを持ち歩きますか?
自宅使いなら、性能価格を考えれば「ディスクトップPC」です。
PCを置くスペースは作りましょう。なんとなく「ノートPC」を自宅使いにするのは価格性能比を考えれば「もったいない」です。
自宅で寛いで使いたいなら、そこそこの「ディスクトップPC」と「タブレット」か「スマホ」を使った方がトータルでお安くて軽くて便利だと思います。
では、実際にどこを比較したら良いのか、ざっくり解説
価格や性能に差が出るのは「CPUのグレード」、「メモリーサイズ」、「ストレージサイズ」です。
ここは重要です。試験に出ます。(???)
インテル入ってる?のインテル・intelはCPUのメーカーです。最近もう一つのメーカーAMD(えーえむでぃ)が破竹の勢いで勢力拡大中です。インテル弱ってる?って状態です。
パソコンのパーツ ざっくり解説 (CPU編) のリンクもご覧ください。
インテルCPUの型番
- Celeron・せれろん、Pentium・ぺんてぃあむ、Core i・こああい の3つのグレードあります。
- Celeron Pentium は、それぞれグレードの後ろに付く番号が大きいものほど高性能ですが、同じ世代ならはっきり言ってそれ程違いません。
- Coreⅰの後ろに付く1桁の番号 3、5、7、9は大きいほど高性能です。
- その後に続く番号の下3桁は大きいほど高性能で、この番号の後に付く「F」はグラフィック機能が省略されていることを表し、別途グラフィックカードが必要になります。
- 3桁の番号の前の数字は「世代」を表し2021年04月13日現在は「11」が最新世代です。
Celeron < Pentium < Core i3 < Core i5 < Core i7 < core i9の順で高性能で高価になります。
たとえば「Core i3 10100F」は、Core i3の第10世代モデルでグラフィック機能が無いもので、ゲームや画像処理に最適です。
AMD CPUの型番
- Athlon・あすろん、Ryzen・らいぜん の2つのグレードがあります。
- Athlon は Ryzen 発売前の旧世代ですから選択対象外です
- Ryzen の後ろに付く1桁の番号 3、5、7、9は大きいほど高性能で、インテルの i の後の番号のものと同程度の性能です。(ライバルです)
- その後に続く番号4桁の最初の数字は「世代」をあらわし、その後の3桁は大きいほど高性能です。
- 最後に「G」が付いているものはグラフィック機能があるものです。
Athlon < Ryzen3 < Ryzen5 < Ryzen7 < Ryzen9の順で高性能で高価になります。
たとえば「Ryzen3 3200G」は、Ryzen3の第2世代モデルでグラフィック機能があるもので、グラフィックボード無しでオフィスソフトやインターネット閲覧、YouTube視聴ができます。
CPUの選び方
最低でも ディスクトップ用Cerelon か Core i3 以上 か Ryzen3 以上を選んで下さい。
- オフィスソフト、インターネット検索、YouTube視聴なら ディスクトップ用Celeron または モバイル用Core i3 か Ryzen3 で問題ありません。
- 画像データの簡単なレタッチや軽いゲームをするなら Core i5 か Ryzen5 以上を選んでください。
- 大量の画像データや複雑なレタッチをするしたり重たいゲームをするなら Core i7 か Ryzen7 以上を選んでください。
- Core i9 や Ryzen9 は特殊な用途か「趣味の世界」で使うものです。
ノートPCに使われるCPUは
- バッテリーで使われることが前提ですから専用の低電力設計です。ディスクトップ用と同じ銘柄ですが性能はワンランク下の別物になります。
- 小さい箱に入れられるのが前提ですから、ディスクトップ用の高性能CPUは発熱するので使えません。
メモリーサイズの選び方
メモリーサイズは動作の安定や速度に直接関連します。
パソコンのパーツ ざっくり解説 (メモリー編) のリンクもご覧ください。
- Windows10 の場合は最低でも8GB(8ぎがばいと)必要です。4GBでは不足です。
- 画像処理やレタッチ、ゲームをする場合は16GBあると快適で安心です。
- 動画配信や複雑なレタッチなどには32GBあると余裕です。
- 予算があるのなら積載できる最大限度の容量をいれてください。
お勧めする容量は8GBから16GBです。
4GBでは使い物になりませんから買ってはいけません。
ストレージの選び方
ストレージにはSSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハートーディスクドライブ)があります。
SSDにはM.2 NVMe・えむどっとつーえぬぶぃえむいー と M.2 SATA・ふむどっとつーさた があります。
動作速度は HDD(遅) < SSD SATA < SSD NVMe(早) の順に早いです、早いほど価格も上がります。
パソコンのパーツ ざっくり解説 (ストレージ編) のリンクもご覧ください。
メインストレージはコンピュータの起動時間や作動速度に直接関連しますから、SSDを選択します。
HDDは枯れた技術で大容量で価格も安いのですが、作動が「遅く」てイライラの原因になります。
データ保管用のストレージには安くて大容量のHDDをお勧めします。
ストレージのサイズ
- 最低限必要なサイズは128GBですが実用的ではありません。それ以下では新規ソフトウェア(ゲームなど)やアップデートで容量不足になります。
- 実用的には 256GB がお勧めです。
- 500GB から 1TB あれば問題ありません。
理想は M.2 NVMe 1TB です。
まとめ
- CPU・・・最低でもディスクトップ用Cerelon、モバイル用core i3、Ryzen3 それ以上なら尚良い
- メモリー・・・最低でも8GB、16GBあれば尚良い
- ストレージ・・・SSDで250GB、500GB以上あれば尚良い
これを目安にカタログのスペックなとで選んで下さい。
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おあとがよろしいようで
あたらしいPCを選ぶ時の参考になれば幸いです。
それでは 皆さん ごきげんよう
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