パソコンのパーツ ざっくり解説 (ストレージ編)

デバイス解説

パソコンのパーツを「会社組織」にたとえてみました。
あなたは会社のオーナーですから仕事に必要な人材(パーツ)を採用してください。
「どんなパソコンでも たったこれだけのパーツで出来てます」の記事で書いた7つ(8つ)のパーツが必要です。

ストレージはパソコンの倉庫です

ストレージはパソコンで使うソフトウェア(アプリ)やデータ(計算資料や画像、音楽など)を収納する倉庫で「記憶域」とも言います。

  • 最近のゲームやアプリは大きい(大容量)ですし、大きな写真やハイレゾ音楽データなどもたくさん保存したいですから、大きなストレージが必要になります。
  • ストレージ(倉庫)はたくさん付けることができますから、最初のストレージ(メインストレージ)が足りなくなったら追加することもできます。
  • ストレージ(倉庫)は大きく分けてHDD(ハードディスクドライブ)SSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があります。
  • パソコン本体内蔵以外にも外付けのストレージを使うこともできます(外部倉庫ですね)。

ストレージ(倉庫)の必要なサイズは


ストレージの容量は250GB(ギガバイト)から1TB(テラバイト:1TB=約1000GB)位が主に使われています。

  1. 120GBはwindows10で使う場合の最低容量でネット検索やYouTube位ならこれでも十分です。
  2. ゲームや画像処理をするのなら250GBから1TB以上あると安心です。
  3. ストレージには大切なアプリやデータを保管しますから、故障に備えて保存(バックアップ)用のストレージを用意して作業ごとのこまめなバックアップをお勧めします。
  4. 保存用ストレージの容量は元のストレージと同等か大きいものが必要です。
  5. ストレージは大容量、高速なものほど高価です。
  6. ストレージは60GB、64GB、120GB、128GB、250GB、256GB、500GB、512GB、1TB、2TB、4TB、6TB、8TBなどの容量が用意されています。

マザーボードにはストレージを取り付ける部分(ポート)が6か所程度ある場合がほとんどですから、パソコン内蔵ストレージを追加することは簡単です。
多くの外付けストレージはUSB(ユーエスビー)端子で簡単に接続できます。

M.2 SSD

ストレージの規格やスピード


ストレージの規格には容量(GB)の他に種類(HDD、SSD)読み書きスピード(MHz)があります。

HDD(ハードディスクドライブ)とは

  1. ハードディスクと呼ばれる円盤状の部品をモーターで高速回転して、その表面にヘッドと呼ばれる部品をもちいてデータを磁気的に記録する、比較的大きな装置で3.5インチ2.5インチ(主にノートPC用)の2種類のサイズがある
  2. ハードディスクを複数枚重ねて使うことで大容量のストレージをSSDと比較して安く作れる
  3. 機械部分が多い構造なので作動音(回転音 カチカチ音など)があり、読み書きの速度がちょっと遅く、外部からの衝撃や振動で故障しやすい
  4. SATA(サタ)ポートにケーブルを使って接続する

HDDの歴史は古く技術的に熟成していて大容量のものが比較的安く入手できます。
HDDは容量的に一回り小さいSSDと同じ位の価格なのでバックアップ用にはHDDが使われることが多いです。

SSD(ソリッドステートドライブ)とは

  1. 高速メモリーで構成されているので機械的に可動する部分が無く静かで(無音)故障が少く、HDDより圧倒的高速にデータの読み書きができる
  2. 2.5インチM.2(エムドットツー)のサイズがあり、2.5インチはSATA接続するので2.5インチHDDの設置場所に置き換えできる
  3. 通常M.2サイズはマザーボードの専用ポート(1から3か所ある場合が多い)に接続するのでケーブル無しでスッキリと使える
  4. M.2にはSATA接続NVme接続の2種類があり、NVme接続がより早く読み書きができる

読み書きスピードは NVmeSSD > SATASSD >>> HDD の順に早く、HDDよりSATASSDは圧倒的に早いのですが、SATASSDとNVmeSSDの比較では通常使用の時それほど差を感じられません。メインストレージには価格の安いSATASSDを選ぶ人も多いようです。

おあとがよろしいようで

次回はパソコンの食堂「電源ユニット」のお話をしますね。

それでは、皆さん ごきげんよう

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