キラキラ光ると「ゲーミング」?
YouTubeとか見てると超かっこいいゲーミングPCで流行りの対戦ゲームの実況とか解説しているゲームチャンネルがたくさんあります。
PCショップに行くと各社のキラキラ光るゲーミングコンピュータが並んでいてゲームのデモ画面を流しています。
「私もゲームしたいわ」「家にもゲーミングコンピュータ一1台欲しいわ」とか思っちゃったりして。
そこで質問です。
あなたがコンピュータゲームをしたいと考えた時、まずは何を買いますか。
「ゲーミング」と言えば見た目のインパクトがある「キラキラ光る」がキーワードとして登場します。
「白い」パーツが流行りですが、一周まわって黒に戻っているものもありますが。
マウスパッドまでフチが光るものがあるんですよね。びっくりです。
あなたも「キラキラ光る」のが「ゲーミング」だと思っていませんか? それってちょっと違うんですよ。
「ゲーミング」って何ですか?
「ゲーミング」の正確な定義は無いと思います。
私が考える「ゲーミング」は
- 光らなくても自分がしたいゲームがストレスなく動作するPC (普通のPCでも良い)
- キーボードは酷使して壊れたら交換するから安い物で良い
- マウスもボタンが沢山付いていても使いこなせないなら普通の手に馴染むものが良い
- マウスパッドも普通の黒いので十分、無くても良いかも
- 自分がしたいゲームの画像を「問題なく映せるモニター」
「自分がゲーミングだと判断すれば」キラキラ光らなくてもゲーミングなのですよ。
こんなのは「ゲーミング」と違うかも
- キラキラ光るだけで必要な性能が無いコンピュータ
- キラキラ光るだけで操作感が悪く耐久性が無いのに高価なキーボード
- キラキラ光るだけで使いにくい多機能マウス
- 自分がしたいゲームの画像を「十分に映せないモニター」
キラキラ光るだけでないゲーミングデバイス(キーボードやマウスなどの周辺機器)は
通常使う物より優れているはずです
- 耐久性があり
- 操作性が良く
- 機能的なもの
- 持つ喜びがある
良いゲーミングデバイスは日常生活でも便利に使えるものです。
「ゲーミングモニター」が必要なゲーム
あなたが今しているゲームがシミュレーションゲームやブロック崩し系のゲームなら「普通のPCモニター」で問題ありません。
もしも対戦型のシューティングゲームなどの動きの速いゲームをしたいなら、真っ先に考えたいのは「ゲーミングモニター」の購入です。
普通のモニターではゲームの画像を100%表示することが出来ません。
なぜ「ゲーミングモニター」が必要なのか
普通モニターは動きの少ない画像を表示するのに十分な機能を持ったモニターです。
ここで言う「動きの少ない画像」とは
- 表計算などの動きの無い画像
- DVD、ブルーレイ、YouTubeなどの動画
- PS4などの前世代ゲーム機の動画
これらの動画は1秒間に60枚程度の画像をパラパラ漫画のように表示して動いた画像にしています。
テレビの画像は1秒間に30枚ですから1秒間に60枚映せる普通モニターの画像は動きが比較的滑らかです。
普通モニターでも1秒間に60枚表示できますから、このことをカタログでは「リフレッシュレート60Hz(60ヘルツ)」と表記しています。
では「ゲーミングモニター」が必要な「動きの速い画像」とは
- 対戦型のゲーム画像
- より動きを綺麗に見たい画像
- PS5などの高性能ゲーム機の画像
「ゲーミングモニター」のリフレッシュレートは120Hz以上です。
60Hzのモニターと120Hzモニターを比べると、速い動きに対して60Hzでは「中抜け感」があります。
例えば画面の中の塀と塀の狭い間隔を何かが通った時、60Hzではその一部分しか表示されませんが120Hzなら倍表示されます。(私は爺さんですからよく見えるとは言い難いですが)
240Hz以上ならもっと画像が増えます。(私には同じにしか見えませんが)
その瞬間に何が起きたかを視覚で判断して反応するために必要なモニターが「ゲーミングモニター」です。(年齢に関係なく見える人には見えます)
このように画像の表示枚数を増やすと滑らかな画像になり「ぬるぬる動く」と表現することがあります。
普通モニターに比べてゲーミングモニターは高価でしたが最近は少しお安くなっています。
私は無理して144Hzのモニターを使っています。そうです「豚に真珠」です。
「遅延・遅れ」問題もあります
コンピュータを操作して対戦ゲームをする場合は基本的に次のような操作をします。
- 表示された画面から情報を得る。(敵はどこやねん)
- マウスやキーボードで位置移動や照準を合わせし攻撃・回避するなどの操作をする。(カチャカチャ大忙し)
- 表示された画像で成果を確認しつつ次の目標を探し移動する。(おっしゃ破壊したぞ、次どこや)
- これを繰り返す(おらおらおら敵はどこやねん・あっ自分が死んだ)
まず動く目標を探す自分も移動しています。
表示される画面情報が少ない(コマが少ない)と、早い動きや操作に画面表示が追い付かない現象(遅延・遅れ)が発生して、相手が「見えない」「いきなり位置が変わる(ワープ)」など「ゲームで勝つ」には有ってはならない致命的な現象が発生します。
ゲーミングモニターは表示コマ数が多く遅延が少ないものですから、対戦ゲームには必須のアイテムです。
モニターのリフレッシュレートの確認と変更方法
モニターのリフレッシュレートの確認は簡単にできます。
「Windowd 10」の場合は
- ディスクトップの空いた部分を右クリック
- 「ディスプレイ設定」をクリックして選択すると「ディスプレイ」画面が表示される
- 「ディスプレイの詳細設定」をクリック
- 「ディスプレイの詳細設定」が表示される
- 「リフレッシュレート」に選択肢がある場合はクリックすると表示される
- ディスプレイを交換したら忘れずにリフレッシュレートを変更すること(自動では変更されません)
「Windowd 11」の場合は
- ディスクトップの空いた部分を右クリック
- 「ディスプレイ設定」をクリックして選択すると「システム・ディスプレイ」画面が表示される
- 「ディスプレイの詳細設定」をクリック
- 「ディスプレイの詳細設定」が表示される
- 「リフレッシュレートの選択」のリフレッシュレートをクリックすると選択項目が表示される
- ディスプレイを交換したら忘れずにリフレッシュレートを変更すること(自動では変更されません)
「対戦型ゲーミングコンピュータ」には「ゲーミングモニター」が必要です
「対戦型ゲーミングコンピュータ」とは一秒間に120枚以上のゲーム画像が作れるコンピュータです。コンピュータの動画性能を言うとき1秒間に作成する画像数を「fps(フレーム パー セカンド)」で表します。(フレームレイトと言います)
簡単な画像(青空とか)だと瞬間に300fps以上、複雑な画像(多くのキャラクタが動いているとか大爆発とか)だと40fps以下になったりと画面の状態によって刻々と変動します。
コンピュータが200fps(秒間200枚)で出力してもモニターが60Hzでは表示できず無駄なだけです。
ゲーミングコンピュータを買うとき極端に言えばキーボードやマウスは一番安い物でもなんとかなりますが「モニター」はそれなりの性能が無ければ意味がありません。
おあとがよろしいようで
「高性能なゲーミングコンピュータを買ったけど予算が無いのでモニターは古いまま」とか冗談のようなお話があるようです。
LG23.8インチ144Hzモニター(私はこれを使ってます)
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「PCの「モニターの規格」とお勧めをざっくり解説」のリンクはこちらです。
普通のコンピュータとゲーミングコンピュータの大きな違いは高速演算して高フレームレイトを出すために必要な、高額の「グラフィックボード」が付いているかどうかです。
そこそこな普通のコンピュータならグラフィックボードを追加するだけで高リフレッシュレートにできます。
現在諸般の事情でグラフィックボードの価格は異常に高騰しています。
それでは 皆さん ごきげんよう
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