自作PCを作成する方たちが最近注目しているのが「長尾製作所」さんのPCフレームケースです。
PCフレームケースは通常の「囲われたPCケース」ではなく、囲いのないフレームにPCパーツを組み込んで使用することから「オープンフレーム(ケース)」とも呼ばれます。
昔はこんな状態を「バラック」「バラック組み」と呼んでケースが買えない貧乏の言い訳にしていましたが、最近はカッコイイ呼び名「オープンフレーム」も定着して、通常のPCケースでは物足りないYouTuberさんたちが注目して多くの番組が制作されています。
もしかして後ろで「長尾製作所」さんが暗躍しているのかなぁ。私も一枚かみたいのでよろしくお願いします www
カッコよくて悔しいから自作します
昔は貧乏でケースが買えないから「バラック組み」していましたが「長尾製作所」さんのフレームケースは、めっちゃカッコイイのですよ。
「まあ素敵、私もおひとつ欲しいわぁ」なんですが、お値段が「普通のいいケース」買うよりちょっとお高かったりします。
ハッキリ言って私では手が出せません。悔し涙で御座います。
「じゃ 作っちゃえばええやん」
金属フレームケースは素敵ですが、普通の人が自作するには無理があります。(私は妖怪人間ですからもっと無理)
でも、木材を使えばノコギリと木ネジでなんとか成りそうな感じがしませんか?
うんうん、なんと成るような気がしてきました。
そこで今回の自作はこんな感じの目標で
- ディスクトップPC1台分のパーツをそこそこ安全に載せられること。(自己責任です)
- マザーボードの規格はATXとマイクロATXが使えること。
- グラフィックボードはRTX2070程度のそこそこな大きさのものが使えること。
- オープンフレーム本来の目的は自作PCのパーツテストと考えて、パーツ交換が出来るだけ簡単に行えるようにすること。
- フレームを縦にしても横にしても使える事。
まずは概略図面を書いてみました
マザーボードのATXサイズは 244mm x 305mm マイクロATXサイズは 244mm x 244mm です。
板の横幅は余裕をみて 300mm くらいで十分です。
ATX電源の電源プラグ側のサイズは 150mm x 86mm 奥行きは電力容量によって変わりますが 160mm以上見ておきます。150mmの辺に120mm位の空冷ファンがありますから、これを塞がないように考えます。
近くのホームセンターの木材売り場でベースの材料を探したら「パイン集積材」幅 300mm 厚さ 10mm を見つけました。長さは一番長いものが 910mm です。これを1枚買って足らなければ短い物を後で買おうと考えました。(お値段は 1500円くらい)
板厚は 10mm 有れば十分ですがお好みで選んで下さい。厚すぎても重くなります。
最初に考えた概略図が左側のものです。
「椅子」のような形にして「背もたれ」部分にマザーボードを、下側に重い電源ユニットを収納して安定させます。
「背もたれ」後ろ部分に電源ケーブルなどを這わせますのでマザーボードを水平にした時の「足」を背面に 30mm 確保しました。ほぼこのサイズで作成しました。
ケーブルを通す切欠き部分のざっくりしたアイデアです。左側の「テトリス」のブロックのようなものは金属補強材をイメージしています。
切欠きのアイデアに大雑把なサイズを入れました。この辺は現物合わせです。
工作はノコギリで直線カットを基本に考えました。
電動ジグソーがあればかなり楽で速いです。ホームセンターの木材カットサービスは便利です。
ノコギリでカットするとノコギリの厚みプラスアルファの損失が出ますから最後の板のサイズは「成り行き」です。
木ネジの予備穴を開けるのに電動ドリルがあると便利です。
紙ヤスリは荒いもの(#100)と中くらいのもの(#240)を用意しましたが試作ですし雑な性格なので#100しか使っていません。
図面とは少し違いますが、ほぼこの形で良さそうです。
この後、PCパーツを組み込ながら詳細な変更をしていきます。
まあ、悪くない「原型」が出来ました。
おあとがよろしいようで
次回は、実際のパーツを組み込みながら実機1号機のための詳細を詰めていきます。
お手軽PCのパーツ選び(インテル・AMD共通 PCケース選択編)も見てくださいね。
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それでは 皆さん ごきげんよう
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